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刺激を求める女‥
第3章 計画
その怪しい場所にいた全員が捕まった。
もちろん、その中には妻のみいもいた為、形だけの夫の俺は最後の印籠を渡す為に拘置所へ向かった。
みいの両親と共に。
ガラス越しにいた妻のみいは俺の姿を見ると懇願してきた。
「お願い、助けて!私は騙されていたの!英介さん‥お願いよ‥私を捨てないて!」
俺は無言で、ある動画をみいとみいの両親に見せた。
「‥えっ‥」
「‥なんだ、これは‥」
その動画は俺と式を挙げたばかりのみいと男数名と交わる姿だった。
「‥どうして‥」
顔面蒼白のみいに告げた。
「俺は結婚が決まった時に、ある筋からお前の裏の姿を知らされていたんだよ。お前のやってきた事は全て把握していた。従順な妻を上手く演じていたようだが俺の力を見縊っていた様だな。これでお前とはお終いだ」
「‥いやーーーー!!」
「せいぜい泣けはいい。では、全て手続きはしますので‥会社の社長の席も既に引退しましたので、失礼致します」
「‥一ノ宮くん!」
「これでわかったでしょう、俺を敵に回さない方が好い事を‥では」
拘置所を出て俺は思いっきり綺麗な空気を吸った。
「俺だ、きっとみいは親の金で直ぐにここを出る。最後の仕上げを頼む」