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近くて甘い
第57章 紳士と獣
この完璧な王子様が、私の恋人だなんて本当に今でも夢を見てるような気分だっ…




落ち着かない様子を見せる加奈子に、要は、小さく溜め息をつく。



さきほどから力が入ったままの加奈子の身体──…



「今夜も…大丈夫…?」



「はいっ…。あのっ…休憩所のところでいいんですよねっ…?」



「うん…」




二人だけの残業。


誰もいなくなった会社で加奈子の作ったクッキーと、要の入れた紅茶を飲むのが、二人の日課になりつつある。



至近距離での会話に息が出来なくなりつつある加奈子のことを見て、要は、そっと加奈子から身体を離した。




「楽しみだ…」



「わっ、わったしっもですっ…!」




しっとりと、加奈子の唇を見つめた要は、ゆっくりと顔を近付ける。




わぁっ…
キスっ…するのかなっ…



グッと目を瞑った加奈子を見て、要は少し切ない表情をみせると、そのまま加奈子の額に小さく音を立てて口づけた。




え…?




「……じゃあまた…」



「は…い…」





予想外の場所にキスをされた加奈子は、拍子抜けした顔をしながら、要の後ろ姿をじっと見ていた。


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