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近くて甘い
第11章 愛の鎖
「愛して…ぁっ…愛してますっ…」


「──誰を」


「んもぉっ…!光瑠さん!光瑠さん光瑠さん光瑠さん!!光瑠さんのこと愛してますっ!!」



私は
これでもかと叫んだ。



「ふっ…そうか…そんなに叫ぶほど俺を愛してるか…」


光瑠さんはニヤリと満足そうに笑って私の唇を塞ぐ。

っ……
聞いたのは光瑠さんなのに…
なんか悔しいっ…!



「光瑠さんも言ってくださいっ…」


本当は聞かなくても満ち足りてる…

でも悔しいから、私は身をよじりながら光瑠さんに“ 愛してる ”を要求した。
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