この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
近くて甘い
第12章 お願いの仕方 〜真希の場合〜

みるみる顔が強張っていく光瑠さんは、何か言おうと口を開いたが、私はその口を両手で塞いだ。
「お願いしますっ…!
どうしてもっていうから断れなくてっ…」
「んんんー!」
眉間に皺を寄せ、何か言おうと唸る光瑠さんを無視して私は続けた。
「男の子はいませんっ!
愛花ちゃんも行くし、隼人も連れて行きます!
だから…許してくださいっ!!」
「ぷはぁっ…ふざけるなっ!」
塞いでいた私の両手を離した光瑠さんが大きな声で叫んで寝転ぶ私の両脇に手をつく。
うぅ…
なるべく穏やかに…
刺激しないように刺激しないように…
「でも…光瑠さん、ゴールデンウィーク仕事なんでしょ…?」
グルリと光瑠さんの首に手を巻き付けて、少し弱く呟いた。
「っ…お前なぁっ…
何度も俺がその瞳に騙されると思ったら大間違いだっ…」
……?
その瞳??
よく分からないまま私は光瑠さんをジッと見つめた。
「梨子は中学の時からの親友なんです…」
「知らんっ!だからなんだっ…!」
「お願いしますっ…!
どうしてもっていうから断れなくてっ…」
「んんんー!」
眉間に皺を寄せ、何か言おうと唸る光瑠さんを無視して私は続けた。
「男の子はいませんっ!
愛花ちゃんも行くし、隼人も連れて行きます!
だから…許してくださいっ!!」
「ぷはぁっ…ふざけるなっ!」
塞いでいた私の両手を離した光瑠さんが大きな声で叫んで寝転ぶ私の両脇に手をつく。
うぅ…
なるべく穏やかに…
刺激しないように刺激しないように…
「でも…光瑠さん、ゴールデンウィーク仕事なんでしょ…?」
グルリと光瑠さんの首に手を巻き付けて、少し弱く呟いた。
「っ…お前なぁっ…
何度も俺がその瞳に騙されると思ったら大間違いだっ…」
……?
その瞳??
よく分からないまま私は光瑠さんをジッと見つめた。
「梨子は中学の時からの親友なんです…」
「知らんっ!だからなんだっ…!」

