この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
近くて甘い
第22章 疑惑の二人

「真希、歩き方変じゃない…?」


「へっ…?」


席に着くなり、梨子にそう指摘されて、私はビクンと身体を震わせた。



「変って…どう変なのっ?」



おどけてみせるが、梨子は見透かしたようにニヤリと笑って、私に顔を近付けた。



「うらやましぃ〜なぁ〜あんなイケメンと…」


「ちょっと梨子っ!?!?」


「うわっ真っ赤になっちゃって…やらしぃ〜〜」



ふざけながら、頬に手を当てて私の反応を楽しんでいる。


私は、何も言えないまま、すぐに立ち上がったけれど、あまりの腰の痛みに、小さく悲鳴を上げて、座り込んだ。



最悪…っ…

恥ずかしくて涙が出そうな私を梨子はやっぱり面白そうに見ていた。



「どんだけ激しいの…」


「っ…やめてよっ!」


「いいじゃん!恋も知らなかった真希がまさかそんなエッチしすぎで──」


「梨子っ!!!!!!」



急いで、彼女の言葉を遮ったら、一気に周りにいた人たちが私を見て来た。



もぉ…声が大きいよっ!



「ウケるっ!」



ケラケラと笑う梨子の事を見ながら、私は大きくため息をついた。
/1187ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ