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近くて甘い
第1章 学校に行かせてっ!
私がそういうと、光瑠さんは開いていた目をさらにカッと見開いた。


な、なんか、
怒ってる…!?



私はどうして良いか分からずただただ首にかけたままのネクタイを握りしめていた。



「ダメだ。」


「え…?」


光瑠さんが発した言葉の意味が分からず聞き返すと、光瑠さんは私の両肩をグッと力強く握った。



「今日は何日ぶりの休みだと思ってるんだ。」


「へ?」


「休め。」


……?




本当に言っている意味が分からずに、私は首を捻った。




「休めって…?」


「そのままの意味だっ!!!」




突然大きな声で叫ばれて私は目を瞑った。
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