この作品は18歳未満閲覧禁止です
近くて甘い
第43章 希望と情熱
「はっ!分かりましたっ!お水ですね!今すぐ御持ちします!」
「なっ…違うっ!『ありがとう』とただそう一言言いたかっただけだっ!俺を暴君扱いするなっ!」
「……すっすみませんっ…!」
身を引かせて謝る酒田を見ながら、真希と要が笑った。
「酒田…俺も、お前には感謝してるよ…」
「関根さんっ…」
「本当にいつも…おつかれさまです…」
「おつかれ〜〜」
「真希さんに、隼人くんまでっ…」
ジワジワと目に涙をためる酒田を見て、光瑠は、フッと優しく笑った。