この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
近くて甘い
第49章 逃げ道
━━━━━━━━━…


自宅マンションの鍵を開けた要は、ジャケットを脱ぐと、すぐさま置いてあるワインを開けてグラスへと注いだ。



深い赤が波を打ってグラスの中で踊る。


三分目程度のところで注ぐのをやめると、要はグラスを掴んで一気にそれを身体へと流し込んだ。



「ふ…ぅ……」



片手で髪をかきあげた要は、グラスを置くと、キッチンに両手をついて項垂れた。



───────プロポーズされたぁあ!?!?!?!?!?



社内に響き渡った藍の声…


動揺する加奈子の動き…




再びグラスの中でワインが踊る。



調理台にやや腰掛けるようにして寄りかかった要は、また何かを考えるようにしてワインを口にする。



心なしか、いつもより飲むペースも早くなっていることに、要自身も気付いていた。




───────私、副社長に片想いを続けます!



大分前にされた宣言に、毎日手にしていた温かいクッキー…

/1187ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ