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第2章 新しい生活

「気持ち悪い。

吐き気がするの。」


あの時のことを思い出すだけで……



「でも、それじゃあ何も変わらない」


司の言葉に、ドキッとした。
　
……分かってる　

何もかわらない。

何もかわれない。

そんなの、


分かってるよ…………

でも、駄目なの。
キスをすると、あの時のことが思い浮かぶ。

ーあの時、性行為を許してたら？ー


ーお父さんは、お母さんのそばにいてくれた？ー