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人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第10章 菜々姫~囚われた戦国の美妻
荒々しく小袖を引き裂いた甚八を、菜々が驚いたように見つめた。

そこにいるのは菜々が知るしもべではなかった。

ただ牝を激しく欲する、獰猛な牡の姿がそこにあった。

「甚八・・・・」

菜々は、無意識のうちに両腕を胸の前で交錯させた。

だが、甚八は陵辱者のように力強く、菜々の腕を開く。

純白の薄い襦袢が、菜々の上半身を隠している。

城の奥方の若く、弾けるほどの白い肌が、襦袢から透けて見える。

豊かに膨らんだ奥方の乳房。

殿だけが独占してきた裸体が、腕の中にある。

「奥方様・・・・」

甚八の手が、菜々の襦袢のあわせに伸びる。

菜々が僅かに首を振り、直後に、覚悟を決めたように瞳を閉じる。

「好きにするのじゃ、甚八・・・・」

菜々のささやきが、甚八の野性を刺激する。

唸るような息を漏らし、甚八が菜々の襦袢を引き裂いた。

絡まった小袖、襦袢を剥ぎ取り、菜々の上半身を裸にする。

白くすべやかな素肌。

形よく丸みを帯びた胸の丘陵。

布団の上、美しい裸体を曝け出した菜々が、息を僅かに乱している。

甚八が菜々の唇を荒々しく吸った。

「はんっ・・・・・」

戸惑いながらも、菜々はそれを受け止めた。

甚八の手が、剥き出しになった菜々の乳房を覆う。

柔らかな弾力を楽しむように、正室の胸を揉みしだく。

「あっ・・・・」

やがて、菜々の唇が開いていく。

二人の男女は、互いの舌を絡めあう。

菜々の肢体から、緊張の気配が消え去っていく。

牡に屈する牝のように、ただ男が欲するままにされていく。

甚八の頭が下降していく。

首筋を吸う彼の頭を、菜々は癒すように撫で、引き寄せる。

菜々の脇腹を撫でながら、甚八は口を奥方の乳房に運ぶ。

既に、その頂きは男を誘うように突起している。

桃色の柔らかな乳房の先端を、甚八が唇で軽く噛む。

「あんっ・・・・・・」

菜々の唇が開き、甘い息が漏れる。

甚八に乳房をしゃぶられるにつれて、菜々は感じていく。

全身にかつて経験したことのない熱が溢れ始めたことを。

山中で盗賊どもに犯されかけたあの一夜。

肢体のどこかで、あの夜以降、何かが熱く燃え盛っている。

菜々は密かにそれを感じていた。

今、その溜まった熱が、一気に解放されようとしている。
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