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人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第3章 悦子~町内会慰安旅行での出来事
床に入った後も、しばらくの間、悦子は眠ることができなかった。

当たり前だ。

夜這いされるという、罰ゲームを与えられてこの部屋に戻ってきたのだから。

男たちは、最後までこの部屋についてきた。

「奥さん、駄目ですよ、鍵をかけては」

「もう・・・・、皆さん、本気なんですか?」

「それはそうです。ルールはルールなんですからねえ」

そんな戯れの会話を、悦子が別れ際に彼らと交わした。

勿論、冗談半分な雰囲気である。

皆、旅情に包まれ、酒にも酔っている。

大人たちだって、たまにはそんな風に羽目を外したい。

皆がそんな意識でその場のムードを楽しみ、そして、笑いながら別れた。

まさか、本気なわけはないでしょう・・・・・・・・

布団の中で、しばらく、悦子はそんなことを考え続けた。

だが、気になることもある。

加藤にたっぷりと揉みしだかれた乳房に与えられた、妖しい記憶。

気のせいか、体の芯が妙に火照っている。

彼に解放される瞬間、僅かだが、自分が喘ぎ声を漏らしてしまったことに、悦子は勿論気づいている。

夫にも長い間愛されていない肉体が、敏感に反応してしまったのだろうか。

あれ以上のことをもしされていたら、私、いったい・・・・・・・・・・

そこまで考えた後、悦子は強引に思考を停止させた。

私ったら、何、変なことを考えているのかしら・・・・・・・・

明日も早いのだ。

悦子は暗闇の中で、瞳を閉じた。

同室の女性2名の寝息が、一定の間隔で聞こえる。

悦子の布団は入口から一番遠い、部屋の奥にあった。

深夜零時をまわっている。

少し飲み過ぎたのかもしれない。

そんな酔いに屈服するように、やがて、悦子は眠りに陥った。
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