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人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第23章 瑞季〜写真教室での出会い
「こんな場所でよかったですか?」

若いカップル、学生風のグループが目立つ駅前のカフェ。

奥の座席では会社員らしい客がPCを開き、何やら難しい顔を浮かべている。

「はい」

どこでもよかった。

瑞季は彼に誘われるまま、どこにだってついていくつもりだった。

まだ家には帰りたくない。

もう少し、このまま彼と一緒にいたい。

結婚後、人妻がそんな感情を抱いたことは一度だってなかった。

私、いったいどうしたのかしら・・・・

目の前に座る彼を見つめ、恥ずかしさからすぐに視線を逸らす。

まだ出会って1ヶ月程度だ。

自分よりははるかに年上と思われる彼のような男性と、こんな風に二人きりで。

「何か飲まれますか?」

「は、はい・・・・」

「お酒がある店のほうがよかったかな。いろいろ話ができて」

そうなのかもしれない。

普段はアルコールなど口にしない瑞季だが、決して飲めないわけではなかった。

もし今夜、久しぶりにそれを味わってしまったら、全てを彼にぶつけてしまうのかもしれない。

「大丈夫です。でもいつかご一緒してくださいね、瀬田さん」

どこか昂った気分で、瑞季はついそんな言葉を口にしてしまう。

「瑞季さんと一緒ならどこだってお付き合いしますよ」

「嬉しいです」

二人ともコーヒーを頼み、しばらく無言で互いを見つめ合った。

「なんだか恥ずかしいです、そんな風に瀬田さんに見つめられて」

「今はカメラを持ってないですからね」

「ふふふ、ほんとですね」

夫と一緒にいるときとはまるで違う、リラックスした気分が人妻の緊張を緩めていく。

「瑞季さん、何か悩みでもあるんですか?」

カップを手にしながら、瀬田がさりげなくそんな質問を投げた。

「ええ・・・」

瑞季はカップを握りしめたまま、言葉に詰まった。

隣の席ではスマホを見つめ、笑い合っている女子高生のグループがいる。

自分にもそんな過去があったなんて、瑞季は少し信じられないような気がした。

私はどこで道を間違えたのだろう。

いや、選択できる他の道なんて、最初から私には用意されていなかったのかもしれない。

目の前にいる彼に出会うまでは・・・・。

「私、結婚して4年になるんです」

しっかりと彼を見つめ、人妻は告白を始めた。

彼の視線が自身の肢体に注がれていることに、密かに気づきながら。
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