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人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第23章 瑞季〜写真教室での出会い
「いい写真が撮れましたか、皆さん」

西の空に傾きかけた太陽が、丘陵の緑を色濃く照らしている。

昼過ぎに始まったこの日の写真講座は、屋外での開催となった。

風景の中の人物を撮影するというテーマで、会場には郊外の公園が選ばれた。

広大な敷地には、大きな池、そして全体が見渡せる小高い丘がある。

「瑞季さん、楽しかったですね」

「ええ」

駅前のカフェで彼にプライベートな悩みを打ち明けた人妻。

カフェを出た後、瑞季は駅の改札で瀬田と別れた。

もう少しだけ、彼と一緒にいたい。

そんな背徳な欲情が、あのとき、若い人妻の体奥で確かに芽生えていた。

いけないわ・・・、でも・・・・

揺れ動く自身の感情に困惑したまま、瑞季は今日、彼と再会していた。

「瑞季さん、是非撮影させてください」

彼に指名され、瑞季は日常の生活では味わえない快感に浸った。

「喜んで」

自由行動となった後、二人は一緒に公園内を歩き、互いの写真を撮り合った。

途中、少しばかり険しい丘があり、急な斜面を登る箇所があった。

「瑞季さん、さあ、つかまって」

瀬田が差し伸べた手を、瑞季はしっかりと握りしめた。

彼に強く引き上げられ、体が触れ合ったとき、人妻の鼓動は密かに高鳴った。

固く握り合った二人の手は、何かを確かめるように指を絡め合い、そして離れた。

「ありがとうございます」

「瑞季さんのためなら、何だってしますよ」

一瞬漂った緊張を緩めるように、彼は冗談めいた口調でそう言った。

陽が傾き、公園を去ろうとする今も、瑞季の手には彼に握りしめられた熱い感触が深く残っている。

それは、長く眠っている人妻の性を目覚めさせるには十分な刺激だった。

駄目、そんなこと・・・・

人妻としての理性を自覚しながらも、しかし瑞季は彼に惹かれる自分をもう止めることができない。

「瑞季さん、少し疲れましたか」

郊外から都心に向かう電車の中、彼は隣に座る人妻に優しく声をかけた。

「大丈夫です・・・、ただ・・・」

このまま家に戻りたくはない。

そんな人妻の秘めた望みに、彼が気付かぬはずはなかった。

やがて、電車は二人が共に乗り換える駅に近づいた。

さりげなく、彼が人妻にささやいた。

「今夜は一緒に食事でも行きますか」

人妻は恥ずかしげに彼を見つめ、小さくうなずいた。
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