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人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第25章 涼子〜娘の家庭教師
「乾杯って、どうやるんですか」
彼はいつもの穏やかな表情で人妻を見つめた。
彼が言う通り、涼子は緊張していた。
そう、朝からずっと・・・。
だが、彼の微笑みが人妻を救ってくれる。
「ふふふ、ただグラスを合わせればいいのよ」
静かにグラスを鳴らし、上品な液体をゆっくりと喉に流し込む二人。
初めてワインを飲むという優斗の様子を、人妻は興味深く見つめた。
「美味しいです、凄く」
「高いワインを買った甲斐があったわ」
そして、涼子は彼と二人きりの食事を進めた。
いつもより少し照明を落としたダイニングが、密会のムードを高めている。
前菜からパスタ、そしてメイン。
少ない会話、ただ、互いの感情を確かめ合うように時折見つめ合い、二人はワインとイタリアンをゆっくり堪能した。
濃密な時間が過ぎていく。
「最近、サッカーやってるの?」
メインの鶏肉のトマト煮込を楽しみながら、涼子はリラックスした口調で彼に訊いた。
「週2回はやってます。サークルだから、のんびりした集まりですけど」
頭の良さだけでなく、スポーツマンとしての精悍さも強く感じられる彼。
細身だが筋肉質な肉体。
若者の特権を溢れさせた、どこか眩しささえ感じてしまう体。
そんな彼が、まだ女性を知らないなんて・・・。
かすかな酔いに溺れながら、涼子はついそんなことを思ってしまう。
「優斗くん、何だか昔の彼に似てるの」
戸惑いから逃げるように、人妻は明るいトーンで告白した。
「高校時代の彼がサッカー部で。私はバスケ部だったんだけど」
「会いたかったな、その頃のお母さんに」
頬が赤くなってしまうのはワインのせい、それとも彼に見つめられるから・・・。
「でも、優斗くんほどハンサムじゃなかったわ」
彼への気持ちを素直に口にしながら、涼子はさりげなく壁時計を見た。
人妻の願いを無視するように、時間は確実に進んでいる。
食事も終わろうとしていた。
どうすればいいの、私・・・・。
迷いながら、人妻は平静を装って立ち上がった。
「優斗くん、デザートを用意するわね」
キッチンに立ち、彼に背を向ける格好で準備をする。
かすかに椅子が動く気配がした。
何かを想像してしまう人妻・・・・。
「お母さん・・・」
背後から彼に強く抱きしめられ、涼子は小さく首を振った。
彼はいつもの穏やかな表情で人妻を見つめた。
彼が言う通り、涼子は緊張していた。
そう、朝からずっと・・・。
だが、彼の微笑みが人妻を救ってくれる。
「ふふふ、ただグラスを合わせればいいのよ」
静かにグラスを鳴らし、上品な液体をゆっくりと喉に流し込む二人。
初めてワインを飲むという優斗の様子を、人妻は興味深く見つめた。
「美味しいです、凄く」
「高いワインを買った甲斐があったわ」
そして、涼子は彼と二人きりの食事を進めた。
いつもより少し照明を落としたダイニングが、密会のムードを高めている。
前菜からパスタ、そしてメイン。
少ない会話、ただ、互いの感情を確かめ合うように時折見つめ合い、二人はワインとイタリアンをゆっくり堪能した。
濃密な時間が過ぎていく。
「最近、サッカーやってるの?」
メインの鶏肉のトマト煮込を楽しみながら、涼子はリラックスした口調で彼に訊いた。
「週2回はやってます。サークルだから、のんびりした集まりですけど」
頭の良さだけでなく、スポーツマンとしての精悍さも強く感じられる彼。
細身だが筋肉質な肉体。
若者の特権を溢れさせた、どこか眩しささえ感じてしまう体。
そんな彼が、まだ女性を知らないなんて・・・。
かすかな酔いに溺れながら、涼子はついそんなことを思ってしまう。
「優斗くん、何だか昔の彼に似てるの」
戸惑いから逃げるように、人妻は明るいトーンで告白した。
「高校時代の彼がサッカー部で。私はバスケ部だったんだけど」
「会いたかったな、その頃のお母さんに」
頬が赤くなってしまうのはワインのせい、それとも彼に見つめられるから・・・。
「でも、優斗くんほどハンサムじゃなかったわ」
彼への気持ちを素直に口にしながら、涼子はさりげなく壁時計を見た。
人妻の願いを無視するように、時間は確実に進んでいる。
食事も終わろうとしていた。
どうすればいいの、私・・・・。
迷いながら、人妻は平静を装って立ち上がった。
「優斗くん、デザートを用意するわね」
キッチンに立ち、彼に背を向ける格好で準備をする。
かすかに椅子が動く気配がした。
何かを想像してしまう人妻・・・・。
「お母さん・・・」
背後から彼に強く抱きしめられ、涼子は小さく首を振った。