この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第25章 涼子〜娘の家庭教師
「乾杯って、どうやるんですか」

彼はいつもの穏やかな表情で人妻を見つめた。

彼が言う通り、涼子は緊張していた。

そう、朝からずっと・・・。

だが、彼の微笑みが人妻を救ってくれる。

「ふふふ、ただグラスを合わせればいいのよ」

静かにグラスを鳴らし、上品な液体をゆっくりと喉に流し込む二人。

初めてワインを飲むという優斗の様子を、人妻は興味深く見つめた。

「美味しいです、凄く」

「高いワインを買った甲斐があったわ」

そして、涼子は彼と二人きりの食事を進めた。

いつもより少し照明を落としたダイニングが、密会のムードを高めている。

前菜からパスタ、そしてメイン。

少ない会話、ただ、互いの感情を確かめ合うように時折見つめ合い、二人はワインとイタリアンをゆっくり堪能した。

濃密な時間が過ぎていく。

「最近、サッカーやってるの?」

メインの鶏肉のトマト煮込を楽しみながら、涼子はリラックスした口調で彼に訊いた。

「週2回はやってます。サークルだから、のんびりした集まりですけど」

頭の良さだけでなく、スポーツマンとしての精悍さも強く感じられる彼。

細身だが筋肉質な肉体。

若者の特権を溢れさせた、どこか眩しささえ感じてしまう体。

そんな彼が、まだ女性を知らないなんて・・・。

かすかな酔いに溺れながら、涼子はついそんなことを思ってしまう。

「優斗くん、何だか昔の彼に似てるの」

戸惑いから逃げるように、人妻は明るいトーンで告白した。

「高校時代の彼がサッカー部で。私はバスケ部だったんだけど」

「会いたかったな、その頃のお母さんに」

頬が赤くなってしまうのはワインのせい、それとも彼に見つめられるから・・・。

「でも、優斗くんほどハンサムじゃなかったわ」

彼への気持ちを素直に口にしながら、涼子はさりげなく壁時計を見た。

人妻の願いを無視するように、時間は確実に進んでいる。

食事も終わろうとしていた。

どうすればいいの、私・・・・。

迷いながら、人妻は平静を装って立ち上がった。

「優斗くん、デザートを用意するわね」

キッチンに立ち、彼に背を向ける格好で準備をする。

かすかに椅子が動く気配がした。

何かを想像してしまう人妻・・・・。

「お母さん・・・」

背後から彼に強く抱きしめられ、涼子は小さく首を振った。
/770ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ