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人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第26章 遥〜夫の弟に求められて
「気にしちゃ駄目・・・」

遥は何度もそう言い聞かせたが、しかし、眠気が訪れる気配はまるでなかった。

ベッドからそっと抜け出し、闇に包まれた廊下に出る。

高鳴る鼓動を感じながら、遥は思い切って彼の部屋をノックした。

何度目かのノックの後、ドアが静かに開いた。

「遅くにごめんなさい、もう寝てたわよね・・・」

「いや、なかなか眠れなくて」

夫のいない深夜、突然姿を見せた人妻の意図を探るように、彼が視線を注ぐ。

「どうしたの、こんな時間に?」

遥はすぐに答えることができなかった。

「義姉さん、さっきのこと怒ってるなら、もう一度謝る・・」

「そうじゃないの」

越えてはいけない一線に足を踏み出そうとしていることを、遥は確かに感じている。

「智史さん、私に何かできないかしら」

「・・・・」

「少しでも助けることができるなら、私・・・」

あなた、何を考えているの、いったい・・・

自分自身のそんな声が人妻の体奥で響く。

しかし、目の前の彼を救いたいという遥の感情は強まる一方だった。

「入って、義姉さん」

いざなわれるまま、遥は照明の消された彼の寝室に入った。

もう引き返すことができないことを伝えるように、ドアが閉まる音が響く。

「叱られるんじゃないかな、兄さんに」

立ったまま、彼は人妻の覚悟を確かめるように訊いた。

「主人に叱られるようなことは勿論できないわ」

釘を刺すような人妻の言葉に、彼の顔にかすかな失望の色が浮かぶ。

「じゃあ、何をしてくれるのかな」

「それは・・・」

答えなど持ち合わせていない。

裸体が透けるほどのパジャマ姿で、遥は彼を見つめることしかできなかった。

「義姉さん、触るだけならいいかな」

「えっ?」

「触りたいんだ、義姉さんの体に」

素直な彼の言葉に、人妻の肉体が熱を帯び始める。

それくらいなら・・・

自分のためらいを打ち消すようなささやきが、遥を背徳に誘うように響く。

「少しだけなら、いいわ・・・」

「ほんとに?」

「ええ・・・」

向かい合って立ったまま、二人はしばらくの間、見つめあった。

智史の手が、遥の頬に触れる。

頬から耳、そして剥き出しの遥の首筋をくすぐるように、彼の指が這い始める。

「・・・・」

ただそれだけで声を漏らしそうになる自分に戸惑いながら、遥は唇を噛んだ。
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