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ユミ、無惨!
第2章 示談交渉
「えっ? 貴方の車だったんですか? どうもスミマセン・・」

ランニングシャツの男は、部屋を飛び出していった。

「あはは・・。 おねえさん、今のうちに免許書・・・」

そう言って明は、ユミの名前や住所を控え始めた。

「へぇ〜、おねえさん、ユミって言うのか・・・。」

しばらくして、飛び出していった光男が帰ってきた。

「もう、びっくりしたぞ。 でもたいした事なくてよかった。」

ほっとしたようすの光男。

「ほんとに、すみません・・・」

「いいよ、あんな傷くらい修理しなくても。」

「ほんとですか?」

「うん、おねえさんのキス一回で許しちゃう。」

「えっ?!」

光男は顔を寄せてきた。

「あっ、やめてください・・・」

「えぇ〜なんで? キスくらいいいじゃん・・」

光男は、ユミの両肩を押さえ、強引に唇を寄せてくる。

「あっ、だめ、やめて・・・」
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