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第35章 合意

遼次は圭子の蜜壷が杭への刺激を止めない事に、遼次の精気をすべて吸い取られようとしている感覚を覚えた。

通常、絶頂に達した後は杭が敏感になり、更なる刺激に耐えられない程のくすぐったさがある。

しかし、今の状態は違っている。

憧れていた圭子の姿

思い描いた圭子の淫乱な姿

妄想しまくった圭子への痴虐

そのどれをも上回った圭子との交わりが、遼次の感覚に変化を与えていた。

深く愛し、深く感じ、十分な征服感を得た事が、遼次を快楽の渦に沈めた。。

止むことなく杭から送り込まれる快感が、圭子への思いを増幅させた。

遼次は独りよがりでもいい、圭子を愛していると自覚した。

自分と圭子の於かれている状況は、互いに理解している。

しかし、それだけに深く、貪欲に感じることが出来た。