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第1章 一人目

目が覚めると、身体が沈む程のフンワリしたベッドにいた。

見たことのない部屋。

何故か両腕は縛られベッドのヘッド部分に繋がれていた。

シーツを掛けられているから見た目には解らないが、何故か私は全裸だった。

素肌に滑らかな感触がそれを知らせた。

足首に違和感を感じるから、恐らく枷を付けられているが比較的自由に動かせるので繋がれてはいないのか。

動かしてみると、ヂャラと音がする。
どうやら長い鎖が着いているようだ。