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最後まで
第16章 地上戦
ドゴォォォォンンン!!!
地響きと共に落雷のような音を響かせた土竜は確実にサラターイ達に着弾した。
「よっし!」
シャライポとマイーヌが勝利を確信した時ゾワリと二人に悪寒が走る。
「「………」」
「もっと楽しませてくれるかと思ったのになぁ」
「本当ですね。」
陽気な二つの声と共に腹が熱くなる。
二人は恐る恐る下を見ると、真っ赤な突起が見えた。
ザンッ
突起が消えたかと思うと途端に激痛が襲い来る。
「あ゛…あ゛…」
シャライポとマイーヌの腹を突き刺した刃は、二人の背中を十字に通りすぎた。
「オーバーランクでも相手の絶命を確認するまで、気を抜いては行けませんよ。
…と、もう聞こえてませんか。」
「力量を計り間違えたのね。お気の毒。サラターイ行きましょう。」
ナイムウォールの声が聞こえた時には、グランカーラーの門前にはオーバーランクの亡骸があるだけだった。
地響きと共に落雷のような音を響かせた土竜は確実にサラターイ達に着弾した。
「よっし!」
シャライポとマイーヌが勝利を確信した時ゾワリと二人に悪寒が走る。
「「………」」
「もっと楽しませてくれるかと思ったのになぁ」
「本当ですね。」
陽気な二つの声と共に腹が熱くなる。
二人は恐る恐る下を見ると、真っ赤な突起が見えた。
ザンッ
突起が消えたかと思うと途端に激痛が襲い来る。
「あ゛…あ゛…」
シャライポとマイーヌの腹を突き刺した刃は、二人の背中を十字に通りすぎた。
「オーバーランクでも相手の絶命を確認するまで、気を抜いては行けませんよ。
…と、もう聞こえてませんか。」
「力量を計り間違えたのね。お気の毒。サラターイ行きましょう。」
ナイムウォールの声が聞こえた時には、グランカーラーの門前にはオーバーランクの亡骸があるだけだった。