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梨華との秘密
第10章 聖夜の宴
 思わず抱きつきそうになる自分を押さえ込み、


「ふふふ、綺麗や、梨華。ママがまってるよ。手伝うんやで、梨華。今夜からは、ずうっと一緒やで。」


 自分の気持ちを落ち着かせるように、意味のない事をしゃべっていた。


「は~い、パパ。そう言えばお姉さんが出来るって、言ってたけど?その人は?」


 やべ、痛いとこ突いてきやがった。
 どう答えるか?
 素直に言うか。


「うん、上手くいかなかったのさ。その娘の気持ちがまだ固まってなかったんだ。ごめんな、梨華。そのかわり、妹か弟なら作ってやれるけど、まだいやだよな。」


「う~ん、いらないかな?まだ、パパとママと三人の方がいいわ。あっ、手伝わなくっちゃ。」


 あちゃ、上手く逃げられたな。
 まっ、しかたないか?
 難しい年頃だしな。
 何て考えながらテーブルの上を準備をしていると、三奈と梨華が料理を並べ始めた。
 梨華も母親と同じように、黄色いエプロンを素肌の上に纏った(まとった)だけだった。
 俺のスケベ心が料理を並べる二人の間に立たせ、両手で母娘の乳房を掴み軽く揉んだ。


「もう、食事の後まで我慢できないの、二郎さん?」


「ふふ、美女二人を見てると、ついつい我慢が出来なくてな。それに、嫌じゃないやろ?それと、三人並んで座ろうや。君らの裸をユックリ鑑賞したいからな。」


「もう、パパったらスケベなんやから。けど、嬉しい。ママ、良いわよね?」


 三奈の顔に少し陰りが見えたが、それを隠すように、


「うん、そうやね。パパは、も~のすごいドスケベやからね。けど、それが好きなんやわ、ママは。」


「ありがと、俺は幸せもんや。さぁ、食べようか?」


 三奈の顔に、もうっという表情が浮かんだが、


「そうね、ほんならいただきましょうか?いただきます。」


「いただきます。」


「いただきまーす。」


 三人声を揃えて言うと同時に、目の前のご馳走にムシャブリついた。
 五目ずしとお澄ましのおつゆが、すぐに消えて無くなり、三人が顔を見合わせて笑いあっていた。
 日本酒を少し飲みながら、二人と肌を密着させ、二人が甘えて寄りかかるのを楽しみながら、三奈の左手を俺の股間に這わさせ、触らせた。


「ママの料理は美味しいねぇ。俺は幸福者や。可愛い娘もできたしね。」


 二人の笑顔が俺を包んだ。
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