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梨華との秘密
第5章 蜜の刻
 二階に上がり、寝室の前でドアを軽く二つノックしておいた。
 脱衣室のイスに三奈を座らせ、軽く唇を重ねた。
 熱く火照った女の肌の蒸せるような匂いが、俺のサドの本能に火を着けた。


「三奈、着てるモノを脱いで、お前の全部を見せるんだ。」


 拒否されると思ったが、違ってた。


「ここで?ですね。わかりました、二郎さん、奴隷の全部を見て下さい。」


 えっ?
 と思ったが、三奈は覚悟を決めたのか、イスから立ち上がり、俺の目の前で全てを脱ぎ捨てた。
 脱衣室の照明に三十六才とは思えない、ヴィーナスの裸体が照らされていた。


「綺麗だ、三奈。足を開きなよ。奥までちゃんと見えるようにな。」


「そ、そんな、、でも、、わかりました。」


 三奈は、ためらいがちにだが、両足を思いきって開いた。
 俺は右手を伸ばし、開かれた両足の黒く艶やかな茂みの下に触れた。
 そこには、さっきまで快感の名残が残り淫らに濡れ、俺の指先を待っていたかのように、ニュルリと飲み込んだ。
 指先は生温い(なまぬるい)液体に包まれ、三奈の身体の状態を俺に教えた。


「三奈、さっきまでのじゃ足りなかったんだね。ふふふ、まっ、お楽しみはこれからだ。」


 言いながら、俺はテラテラと淫汁に光る指先を抜き取った。


「あぅ、そ、んな、、」


 悔しそうに三奈は、唇を噛んだ。
 俺は彼女の腰に右手を回し、浴室に入った。
 シャワーを並んで浴びながら、三奈の緩みのない肌が熱い滴を弾くのを飽きるほど見ていた。


「二郎さん、恥ずかしい。ジロジロ見られると穴が空くわよ。うふふ。」


「うん?あぁ、三奈があんまり綺麗な肌をしているから、つい、見とれてたんだ。」


 正直に告げると三奈の中に喜びが爆発した。
 俺に抱きつき、彼女の唇が俺の唇を求めた。
 熱く火照った身体が重なり合い、唇を貪りあった。


「ごめんなさい、二郎さん。嬉しくて、はしたない女ね、私。」


「いや、それでいいんだよ、三奈。本当のお前は、そういう女だからね。これから、もっと本当の三奈を引き出してあげる。」


 そう言いながら、俺はユックリと浴槽に身体を沈めた。
 すぐに三奈が横に並んできた。
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