この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
大嫌い
第8章 磐尾(25).
「翔子はホームヘルパーっつう仕事上、年寄りとしか接点がないから知らねぇけど俺の耳には結構イヤな噂が入ってくんだよ…」
美羽ちゃんはナイショのつもりだったらしいが、やはり悪い噂は広まるものだ。ましてや、あれだけの美少女だ。一度でもカラダの関係をもてば、男なら誰でも自慢したがるだろう。
ただ、さすがの先生も可愛い娘にそんなことを問い質すのも憚られ、本人が相談なり何なりを打ち明けるまではと思っていたらしい。
「お前なら、まぁ地味で頼りねぇけど悪いヤツじゃないことは分かってるし、何より惚れてるのは美羽の方みてぇだ。ワガママなお姫様だが、よろしくな」
少し寂しそうに笑う先生に肩を叩かれ、僕は罪悪感で胸が苦しくなった。
美羽ちゃんはナイショのつもりだったらしいが、やはり悪い噂は広まるものだ。ましてや、あれだけの美少女だ。一度でもカラダの関係をもてば、男なら誰でも自慢したがるだろう。
ただ、さすがの先生も可愛い娘にそんなことを問い質すのも憚られ、本人が相談なり何なりを打ち明けるまではと思っていたらしい。
「お前なら、まぁ地味で頼りねぇけど悪いヤツじゃないことは分かってるし、何より惚れてるのは美羽の方みてぇだ。ワガママなお姫様だが、よろしくな」
少し寂しそうに笑う先生に肩を叩かれ、僕は罪悪感で胸が苦しくなった。