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大嫌い
第10章 エピローグ
今日は美羽ちゃんの誕生日だ。
本当は二人きりでお祝いしたかったけど、贅沢は言えない。家族パーティーに参加させてもらえるだけありがたいと思わなければ。

「美羽ちゃん、プレゼントがあるんだ」

「ありがと。でも、後でね」

「うん、食事の後で渡すのはこっちにあるんだ。それとは別に、先生たちにナイショで渡したい物が…」

ポケットの中に手を入れて
小さな包みを探す。

「あれ?」



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