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大嫌い
第16章 変化
「何で…」

私が構えを解いたのを見て、竜雄も息を吐いた。

「花菜ちゃんが何度言っても無茶するから」

「だからって、こんな事…」

頭にきたからか、ホッとしたからか、さっきとは違う涙が溢れてきて、私は急いでティッシュを2〜3枚BOXから引っ張り出して鼻をかんだ。

「ごめん、でも一度怖い思いをしないと分からないだろ?」

「…怖くなんかなかったもん!」

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