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第17章 戸惑い

タカシ君とやらは私達に挟まれた竜雄を見て事態を察知したらしく、
「姉がご迷惑をおかけしたみたいですみません」
私に頭を下げる。

…弟の方は竜雄の友達だけあって、マトモみたいね。

「ほら、行くぞ」

「あん…！竜雄君、またね」

女は未練がましく竜雄に流し目を送りながら、弟に引き摺られていった。

「…は〜」

竜雄は力尽きたように椅子に腰掛けテーブルに突っ伏す。