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第22章 歪む恋心

「なあ、どの女？お前フッたっていう…」

ぼくの問いかけを無視して、イチタは店内を見渡す。

「今日は支店に行ってるからいないよ…まさか、そのためだけに来たの？」

「まさか！メシ食いに来たに決まってんじゃん」

バカにしたように笑ってぼくを見る。

「…テンション高いね、もしかしてまたクスリ…」
イチタがギラギラした目で睨んできて、ぼくはそれ以上なにも言えなくなった。