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大嫌い
第4章 七年前(翔子)
【翔子side】

「イワオ君…あッ…ああん」

娘の部屋から微かに漏れ聞こえる喘ぎ声に翔子はピタッと足を止め、ドアに忍び寄り耳を澄ませる。

「や…舐めちゃダメぇ…
ああああ…ッ!」


間違いない、美羽は自慰をしている…!
翔子は目眩がした。
自分が自慰を覚えたのがセックスの悦びを知ってからだったため、初潮すらまだ来ない幼い娘がそんなことをするとは夢にも思わなかったのだ。




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