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大嫌い
第24章 その後の二人
竜雄は少し考えて、
「じゃあ、アパートまで送ろうか」
軽い気持ちで言った。

「本当!?」

途端にパッと顔を輝かせ、
「嬉しい」
花菜子はキュッと強く手を握って竜雄に寄り添う。

素直な言葉が自然に零れ、すぐに我に返って照れくさくなった花菜子は俯いてしまい、自分以上に真っ赤になった竜雄の表情を見損ねた。


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