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大嫌い
第28章 実習最終日
「由羽!…すみません先生」

「行こう、裕太」

「先生に謝れよ」


声を荒げる裕太に花菜子は
「いいのよ、小石川君」
慣れてるから、という言葉を飲み込んで笑顔を作る。

「ホントにすみませんでした!」
裕太は花菜子に頭を下げ、由羽の背中を後を追っていく。

(あれ?)
二人の後ろを歩きながら、花菜子はふと由羽の歩き方がヒョコヒョコしておかしいことに気づいた。



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