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大嫌い
第5章 七年前(磐尾).
僕は悪魔の囁きに耳を塞ぎ、
「美羽ちゃんが帰らないと、またパパが泣いちゃうよ?」
彼女の弱点を突く。

「う…だ、だってパパが悪いんだもん!パパが、パパ…」

「あ〜ごめん、泣かないで、ごめんね美羽ちゃん」

先生を持ち出したのは逆効果だった!
どうしよう…こっそり電話するか?




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