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大嫌い
第6章 磐尾(25)
「ねぇ、この愉快な髪型は何のオマージュ?」

梨花さんが僕の頭を指して笑い出す。

「何って…ただの七三ですけど」
営業だから清潔かつ第一印象で怪しまれないように床屋で頼んだ髪型だ。何が可笑しいのかサッパリ分からない。

「今どきコントじゃあるまいし!ね、私に任せてくれない?これでも理容師資格もってるのよ」





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