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大嫌い
第7章 美羽(9〜16)
イワオ君の部屋の前まで来てハッと我に返る。

七年前に住んでいたアパートを訪ねても、いるわけがない。

自分のあまりの間抜けさに笑いが込み上げた。


「あ〜あ、バカみたい」

溢れる涙を手で拭い、帰ろうとした時
「美羽ちゃん…?」
懐かしい声がした。




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