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第1章 転入生へ成るはずが、!?

監視カメラが、女島翼の瞳に映る。







（何だろう、禍々しい…窮屈！息が詰まりそうな学校。）







担任教師となる
雅革日暮は…



女翼の父親と長話しをしている。




転校生、としての翼を心配症の父・女島鶏魚は、







付き添いで訪れている職員室内には、






暖房器具から流れ出ている淀んだ空気が、




翼の気に障った。








（嫌な予感が当たらないことを祈っておこう…）







翼は、今朝、父親が作ってくれた弁当のおかずが、








不意に頭へ浮かんだ。




（お腹がすいた。早く、話しが終わんないかなぁ…）




父・鶏魚は、マメな性格。会社では部下への面倒見が良かったが、









翼の母であり、妻である照子とは死別していた。






重々しい空気が次第に殺気立っている職員室。









知らない間に時間が過ぎていく。






翼は、ぼんやりと職員室内にあった








アナログ時計の針を見つけた。