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異端視されし者~★なぜ、彼は逃亡者と化したのか!?
第3章 彼は
構われたくないな……
退屈、退屈、だよ。






いつも、1人で自宅に居て、






彼は、距離を置いた友達とは、





疎遠になり、クダラナい毎日をダラダラ過ごす。










たまに、学校へ行く素振りをして、






自宅の自室を出て遠く離れてはみるが、





通学路を逸れて近くの川沿いへ向かう。




(あんな学校へ何をしに行くのだろう…他に行く場所がないかな。)








高校2年、の彼は自分の将来的に就こうと思っている仕事を、







河川敷の脇に芝生が敷き詰められた堤に寝転がり…








ただ、ただ、模索していた。









「キミ、また学校へ行かないで、河川敷で何をしてるの…」





「エッ、ええ!?」










幸久へ声を掛けてきたのは、






意外にも川沿いをサイクリングロードの舗装された道で、






たまに、見かける陸上部の瀧野潤子だった。









「何で、今の時間帯にランニング、してるんだよ。」










黒石幸久は、クラスメートたちがひしめく、








教室の右斜め後ろで、陸上部の練習疲れのせいか…









授業中、机に突っ伏して寝てばかりの瀧野潤子の







美顔を、初めてじっくりと見つめた…。












「美少年に見つめられると照れるなぁ…



オイ、テへテへヘ…」



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