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可愛いヒモの育て方。
第7章 露天風呂へ
「――で? 今の今まであの子たちの部屋で、下ネタ三昧だったわけですか? いい大人が。携帯も放置しっぱなしで?」
「…………はい。いや、下ネタはさっきたまたまだっただけで。お酒が入っていたのもあって、ちょっと調子にノりすぎました、ごめんなさい」
私が彼女たちに誘われるまま、部屋に行った約三時間後。私は自分たちの部屋で、麻人に説教をされていた。たった今、彼女たちの部屋から自分たちの部屋に連れ戻されたばかりなのだけど。
最初は純粋に、恋バナで盛り上がっていたのだけど、「お姉さん、経験人数は?」とか、「男の人って、どういうことしたら気持ちいいんだろ?」とか、幼くて可愛い質問をたくさんされて、つい火がついてしまったのだ。
そこからはもう、下ネタばっかり。女子が四人も揃ったら、そりゃあ、ねえ。仕方ない。
話に夢中になりすぎて、携帯も部屋の隅に放置したまま、時間も見忘れていた。その間に麻人から何度か連絡があり、心配してくれたらしい麻人が見つけに来てくれて、今に至る。
「へー。たまたま下ネタ話してたくらいで、『えんこー姉さん』なんてあだ名つきます?」