この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
可愛いヒモの育て方。
第10章 目隠し

 麻人が暴れるから、麻人の目隠しに使っていたタオルがズレて、右目だけが露わになった。涙を滲ませ、私の姿を視界に捉える。

「あーあ。そんなに暴れるから」

 私はタオルをほどいてあげた。息を弾ませながらも、麻人は視界がひらけてほっとした顔をしている。

「……ねえ、もういいじゃん。手錠外してよ」

 かすれた声と潤んだ瞳でそう懇願されると、これ以上いじめるのは可哀想かな、なんて思ってしまう。

「どうしようかなー」

 麻人は肘をつき、バランスを取りながら器用に上体を起こした。そのまま私の胸元にもたれかかり、体重を預けてくる。
 甘えるような仕草に、ついキュンとなる。

「友梨香さんのこと普通に抱きたい。触ったり舐めたり……ぎゅってしたい」

 普段、そんなこと言わないくせに。麻人は私の胸元に口づけた。舌を出して、肌をちろちろと舐めてくる。胸を舐め、鎖骨をなぞり、腹の辺りをつーっと麻人の舌が辿る。

「くすぐったい」

 従順な犬みたいだった。思わず麻人の頭を抱き寄せ、暴れて乱れた髪を手櫛で整えてやる。気持ちよさげに目をとろんとさせて、麻人は私の好きなように、髪や顔をいじらせていた。
/292ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ