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可愛いヒモの育て方。
第3章 秘密のご褒美
酔ってます? の言葉に、内心少し笑ってしまう。私がそれらしく誘うと、酔ってるように見えるのか。
このまま酔ったふりを続けようか迷ったけれど、それには答えないことにして、麻人の耳に唇を寄せた。だって、そんなことはどうだっていい。
「ねえ、指でもいいから、イカせてよ……、お願い」
抱きついたままの体勢だと、麻人の顔が見えないから表情はわからない。欲情してくれてるだろうか。
「後ろ、向いてください」
少し間が空いて、そう指示される。声はいつもより優しい気がした。
言われた通りに麻人に背を向け、麻人に体を預けるように座った。
「足開いて」
耳をぺろりと舐められる。彼の手が、背中から伸びてきているせいで、体をすっぽり包まれるような格好になった。
足を開くと、すぐさま麻人の手が伸び、スラックスのファスナーを外した。そこから侵入してくる、指。
下着の上からゆっくりと、割れ目をなぞられた。
それだけで、高まった体には刺激になる。
「……あ」
「ぐちょぐちょじゃないですか。俺の舐めてるだけでそんな興奮してたの?」