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可愛いヒモの育て方。
第3章 秘密のご褒美
麻人はあっさり許可をくれる。素直に波に乗ってしまえば楽になれるのはわかっていたけど、この状態でイッてしまうのはどうしても嫌だった。
まだ麻人は私のアソコに顔をうずめたままだ。絶頂の時の濃い愛液を、麻人の口に放つのは耐えられない。
シーツを握りしめ、必死にピークがすぎるのを待つ。どうにかやり過ごし、私は両手で自分の顔を覆った。
頭がくらくらする。
「ばかっ……」
思わず呟いてしまった声は、酷くかすれた聞き取りづらい声だった。肩が震え、嗚咽が洩れる。
麻人は驚いたように顔をあげた。
「……何泣いてんすか?」
私の顔を覗きこむ。上手く言葉にならず、顔を手で覆ったまま首だけを振った。
「そんなに、舐められるの嫌ですか?」
「……や、だ」
嫌というより、苦手だった。そこを見られるのも、舐められるのも、羞恥と申し訳なさで死にたくなる。
今までの男も、ほとんど拒んでいたし、麻人にもされたのは今回が初めてだった。やっぱり、慣れない。
「ほんと、友梨香さんてSなのかMなのかわからない。時々俺より年下みたいに思えます」