この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
可愛いヒモの育て方。
第3章 秘密のご褒美

「……マジか」

 テーブルを拭こうと台拭きを持って部屋に戻ると、麻人は私のベッドの上で寝息を立てていた。
 ベッドに近づき、麻人の顔を覗き込む。

「髪濡れっぱだし」

 おまけにタオルも首にかけたまま。たった今、シーツを替えたばかりなのに。
 私はため息をついた。いっそタオルで首でも絞めてやろうかと思ったけれど、あどけない寝顔を見ていると、そんな気持ちもそがれてしまう。
 私は温めたご飯に視線をやった。麻人を起こすのも気が引けるし、私はスナック菓子をボリボリ食べてしまったせいで食欲がない。
 仕方なく、ラップだけしてテーブルの上に放置しておくことにした。
 麻人に布団をかけてやり、部屋の電気を消し、麻人の隣に潜り込む。
 まったく、なんて大きな野良猫なんだろう。
 呆れながらも、不快な気持ちにはならなかった。朝起きたら説教だ。珍しく私が作った夜食を、食べなかったんだから。
 そんなことを考えつつ、目を閉じる。心地よい睡魔に、身を委ねた。
/292ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ