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可愛いヒモの育て方。
第4章 ○○のオモチャ屋さん
「――アナル調教してみたい!?」
「ちょっと彩乃(あやの)! 声が大きいって!」
深夜のファミリーレストランにて。
中学時代からの友人、竹内(たけうち)彩乃と久しぶりにカラオケで騒いで、帰りに寄ったファミレスで、私はある願望を打ち明けた。それがアナル調教。もちろん麻人のだ。
「悪い悪い、つい。びっくりしたからさ。あんたにそんな願望があったなんて。年下好きで、性欲が半端なくて、セックス大好きで、しかも男の子をいじめるのが好きで、一時期セフレとか作って遊んでたことはあっても、アナル調教なんて本格的なアブノーマルプレイはしない子だと思ってたのに」
「……あんた、絶対わざとでしょ? ここファミレスって言ってんのに、邪な単語をペラペラと……っ」
私はぐるぐると、店内を見渡した。
二四時間営業のファミレスは、私たち以外の客はいないようだった。平日の夜中だからかもしれないけど。
私たちが座っているテーブルは、禁煙側の、厨房からも離れた窓際の隅。ここにして本当に良かったと思う。喫煙席には、何組か客がいるみたいだ。