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可愛いヒモの育て方。
第1章 拘束プレイ
恨めしげな顔が、可愛い。
「……友梨香さん性格悪い」
「あとどのくらい?」
「何が?」
「レポート」
麻人はパソコンに向き直り、小さく首をかしげてみせる。
「十行くらい、です」
「ふーん。頑張って」
心底どうでもよさげな返事を、ついしてしまう。
正直なところ、どうでも良かった。今は麻人とセックスがしたい。すっかり火種がついてしまった私の体は、勝手に反応し始める。下着にシミができていないか、気になっていた。
私はジーンズ越し、彼の局部に片手を添えた。小ぶりなそれは堅くなり、ズボンの中で窮屈そうにしている。
「起ってんじゃん」
「……誰かさんのせいです」
必死にカチカチとタイプ音を鳴らしながら、ディスプレイを食い入るように見つめる麻人。ここまでなっているのに誘いに乗ってこないということは、実際に、レポートの締め切りがヤバいのだろう。今日中に提出しなければならないというのも嘘じゃなさそうだ。
私は一瞬迷ったけど、迷った末に、自分の欲求を優先することにした。
ジーンズのファスナーを開け、下着越しに彼のを掴む。