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うちの執事は完璧です
第2章 うちのシキタリ。
「具体的に申し上げますと、千弦様は17歳の誕生日にご自身でお選びになられた男性と初体験を済ませ、その後もその男性と性に関する様々な事を学んで頂き、立派な淑女となって頂かなければなりません。」
「私は....まだ...16歳よ?」
「法的には結婚出来る年齢です。」
「男性を選べって...私の近くにはおじいちゃん先生か翔しかいないのよ!」
「私でも構いませんよ。」
「えっ?」
「千弦様がお選びになられるのであれば私でも構いません。もちろん、他にたまたま出会った方でも。」
「でも...。」
「雨宮家代々の女性たちは男性と出会う機会がほとんどございませんでした。故に、初体験の相手が私のような執事であったことも少なくはありません。気にするようなことは何も御座いませんよ。」
「....。」
「1ヶ月ほど後の千弦様のお誕生日までにお相手をお決めになられてください。お決めになられた時には私にお知らせ下さい。それでは失礼致します。」
そう言い残して翔は部屋から出ていった。
そして、部屋には茫然自失という様子の私だけが取り残された。
「私は....まだ...16歳よ?」
「法的には結婚出来る年齢です。」
「男性を選べって...私の近くにはおじいちゃん先生か翔しかいないのよ!」
「私でも構いませんよ。」
「えっ?」
「千弦様がお選びになられるのであれば私でも構いません。もちろん、他にたまたま出会った方でも。」
「でも...。」
「雨宮家代々の女性たちは男性と出会う機会がほとんどございませんでした。故に、初体験の相手が私のような執事であったことも少なくはありません。気にするようなことは何も御座いませんよ。」
「....。」
「1ヶ月ほど後の千弦様のお誕生日までにお相手をお決めになられてください。お決めになられた時には私にお知らせ下さい。それでは失礼致します。」
そう言い残して翔は部屋から出ていった。
そして、部屋には茫然自失という様子の私だけが取り残された。