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毒舌
第10章 琴美とおりょう
そんなことを
のんきに悩んでいたら
次第に
二人の息は
エスカレートしてって
めくるめく
愛の交わりに
私の心は
わりとマジに悲鳴をあげた。
(いやぁあっっ!早く夢覚めて!!)
所詮
処女の私には
刺激が衝撃でドきつい、
それが
自分とトビならなおのこと。
(ダメダメ!心の準備がっ)
耳をふさぎたくても
聞こえてくる、
艶のある
自分の嬌声――
(聞こえません聞こえません聞こえません!なんにも私、聞いてないからぁっ!!)
「兎琵夜叉丸……もっと私を壊して……?」
「後悔しても知らねえからな」

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