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続・疼く…(2)主と麻以
第17章 第5幕 誕生
『ねぇ、御主人様、除夜の鐘ってね、108回、鐘を鳴らすでしょ。』
『人間の煩悩の数だろ?』
『そう。でね、54回目で、今年最後の鐘、次からは新年の鐘って知ってた?』
『麻以は物知りだね。僕は考えたこともなかったよ(笑)』
『ほんとぉ?怪しい。じゃあ、年越さないそばは?』
『なんだぁ??』
『年越蕎麦って、麻以もよくわからないんだけど、今年を感謝するんでしょ?ありがとうございました。って。』
『かな?』
『で、明くる年も一年、細く長く生きられますように。って願掛けするんだよ。』
『麻以、何が言いたいんだ?』
『だから、年越さないそばなの!』
『ねぇ、54回鳴らす前に食べ終わらなきゃ!ねぇ、おそば、食べようよぉ。』
『麻以がうんちくを語るなんて、初めて聞いたが、それは、そばが食いたい!そういうことなんだ(笑)』
『麻以、笑い納めができたよ、麻以のおかげでな!(笑)』
『あ、除夜の鐘だ。』
『去年、聞いてない気がする、麻以。』
『来年はいい年だよ、麻以。』
『はい。御主人様』
『人間の煩悩の数だろ?』
『そう。でね、54回目で、今年最後の鐘、次からは新年の鐘って知ってた?』
『麻以は物知りだね。僕は考えたこともなかったよ(笑)』
『ほんとぉ?怪しい。じゃあ、年越さないそばは?』
『なんだぁ??』
『年越蕎麦って、麻以もよくわからないんだけど、今年を感謝するんでしょ?ありがとうございました。って。』
『かな?』
『で、明くる年も一年、細く長く生きられますように。って願掛けするんだよ。』
『麻以、何が言いたいんだ?』
『だから、年越さないそばなの!』
『ねぇ、54回鳴らす前に食べ終わらなきゃ!ねぇ、おそば、食べようよぉ。』
『麻以がうんちくを語るなんて、初めて聞いたが、それは、そばが食いたい!そういうことなんだ(笑)』
『麻以、笑い納めができたよ、麻以のおかげでな!(笑)』
『あ、除夜の鐘だ。』
『去年、聞いてない気がする、麻以。』
『来年はいい年だよ、麻以。』
『はい。御主人様』