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第21章 第6幕 プレイ

一泊で構わないから旅行しましょう、と麻以が言い、主は時間を作ると約束した。

それから数日後、主と麻以は、以前行った、ツーリングメンバーが行くあの露天風呂へ行った。宿泊先も決めない｢ふらっと旅｣。


『麻以、どうしたい？首輪、つけるかい？』

『えぇ、付けるわ。』

脱衣所は男女別だが、中は混浴。

主は、麻縄を持っていた。

『麻以、縛るよ』

『え？』

『さあ、来なさい。』

亀甲にするか、胸縄股縄にするか迷った挙げ句、胸股縄にした。

きつく、いびつに。

麻以と共に湯に浸かると、風呂石に麻以を繋ぎ、後ろ手に縛り と、麻以の自由を奪った。

『麻以、どうだい？今、誰かが入って来たら麻以は晒し者だね。』

『え、えぇ…』

『来たみたいだね。』

『隠して！お願い！』

『見て決めるね。』


湯を吸った縄はきつい縛りを更に強くし、麻以は苦しみながらも感じはじめた。


男性のグループだった。すぐ後に来た女性は、男性が入っているのを確認すると、入らずに帰って行った。


『やあ！しばらくぶりだね！』

『あ！！あの時の！』