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続・疼く…(2)主と麻以
第29章 終わりに…
旅行先で偶然出会わせた取引業者の夫婦。
ひょんなことから、私達と同じ趣味を持ち、「Kの会」が発足して以来のお付き合い。
私は結婚4年目頃を機に、真性Mから一歩ひいて、主とのSMを楽しむようになっていったが、主は会の顧問的役割を、私は調教補助をしていた。
ある時、会長夫人の桂子さんが、タトゥーを入れ、ボディピも施すというので、「公開施術」 という形で行われた。
タトゥーは背中右側から脇腹を通り太ももまでの花と蛇を絡ませた模様であった。
ピアスは両乳首に十字に開けた。他に、大小の陰唇とクリトリス。
あまりにも壮絶な光景に、私は見ることをためらうほどだったのを覚えている。
今も会は継続しており、会長夫妻が運営していると聞いている。
私達は、SMを通していろいろな人達と関わり、交流を深めてきた。
仕事も忙しく、慌ただしく過ぎた10数年。
その中で、主と私の間に起きた夫婦の危機や、乗り越えた強い絆。
これからも続くと誰もが思い、疑わなかった。
葬儀が終わって落ち着いたころ、会長夫婦が言った。
『貴女と旦那様はずっとずっと強く深い絆で繋がっているのです。』
と。
「Kの会」は、主が生きた証のひとつになった。
ひょんなことから、私達と同じ趣味を持ち、「Kの会」が発足して以来のお付き合い。
私は結婚4年目頃を機に、真性Mから一歩ひいて、主とのSMを楽しむようになっていったが、主は会の顧問的役割を、私は調教補助をしていた。
ある時、会長夫人の桂子さんが、タトゥーを入れ、ボディピも施すというので、「公開施術」 という形で行われた。
タトゥーは背中右側から脇腹を通り太ももまでの花と蛇を絡ませた模様であった。
ピアスは両乳首に十字に開けた。他に、大小の陰唇とクリトリス。
あまりにも壮絶な光景に、私は見ることをためらうほどだったのを覚えている。
今も会は継続しており、会長夫妻が運営していると聞いている。
私達は、SMを通していろいろな人達と関わり、交流を深めてきた。
仕事も忙しく、慌ただしく過ぎた10数年。
その中で、主と私の間に起きた夫婦の危機や、乗り越えた強い絆。
これからも続くと誰もが思い、疑わなかった。
葬儀が終わって落ち着いたころ、会長夫婦が言った。
『貴女と旦那様はずっとずっと強く深い絆で繋がっているのです。』
と。
「Kの会」は、主が生きた証のひとつになった。