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羽のある生物・羽の無い女
第8章 補助器具を使用しての性欲処理
もう夜になっていた。面倒くさい。
菓子パンとポテチを食べてた。
途中で、飽きたからやめた。
トイレに行きたい気がする。
なんとなく立ち上がる気がしない。
テレビはずっとついている。
見る気にもならないで、壁を見ていた。
タバコを吸っているから、クロスは汚れているのだろう。
でも私には、見分けがつかない。
視界全体が、くすんでいる。
私の棲む四角い世界全体が、澱んでいる。
体じゅうに、どんよりと何かが溜まっている。