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羽のある生物・羽の無い女
第3章 探索
調子よく飛びながら、ずっとマユを探した。
ひとつ見つけたんだけど、カラッポのやつだった。
ワタシが探しているのはカラッポじゃないやつだ。まだ中に、入っているやつだ。
背中がだいぶ熱くなっちゃったから、木のエダにおりて、ひと休みしたよ。
木のエダは、とてもいいものだよ。
器官を引っ掛けやすい。ほどよくザラっとしているからね。
それに、キレイな小さな粒が、漂ってくるんだ。
これは『香り』というんだよ。
香りがカラダに触れてくると、波が優しくざわめく感じで、気持ちいい。
羽を止めてると、背中がスゥーっと楽になってくる。すぐ冷めるんだ。
早くマユを見つけたいから、またダイブして、羽を振るわせた。
飛びながら、マユを探すのに集中していたんだ。
そうしたら、急に大きな生き物が寄ってきた。
ひとつ見つけたんだけど、カラッポのやつだった。
ワタシが探しているのはカラッポじゃないやつだ。まだ中に、入っているやつだ。
背中がだいぶ熱くなっちゃったから、木のエダにおりて、ひと休みしたよ。
木のエダは、とてもいいものだよ。
器官を引っ掛けやすい。ほどよくザラっとしているからね。
それに、キレイな小さな粒が、漂ってくるんだ。
これは『香り』というんだよ。
香りがカラダに触れてくると、波が優しくざわめく感じで、気持ちいい。
羽を止めてると、背中がスゥーっと楽になってくる。すぐ冷めるんだ。
早くマユを見つけたいから、またダイブして、羽を振るわせた。
飛びながら、マユを探すのに集中していたんだ。
そうしたら、急に大きな生き物が寄ってきた。