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第1章 　身体診

｢続けてちょうだい｣

美女の指示に、老師はふがふがと頷いた。

玉蘭は、混乱と羞恥で半泣きになっていた。

｢あ…あの…、いったい何を…｣

｢心配しないで。大切な診察よ。力を抜いて、お医師様にお任せしなさい｣

これまでの冷徹さとは打ってかわって、美女は不気味なほどに優しく玉蘭をなだめた。

玉蘭はうなずくしかなかった。