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第11章 　別れ

しかし、選女の試しに残った乙女は40人。対して試験期間は１ヶ月。

席次31番目から40番目の乙女は、どうなってしまうのだろう。

それは玉蘭がずっと気になっていたことだった。

玲利に尋ねると、渋い顔をして首を振った。

｢気にしても仕方ないわ。帝の夜伽に侍る機会がなければ、帝の御目に留まることもない。気の毒だけど、既に采女に叙されたようなものね｣

よほど陛下が絶倫で、１日に２,３人をお召しにならない限りね…、と言って玲利はクスクス笑った。